株式会社 明工社

お問い合わせ・ご相談はお気軽にどうぞ
Tel.03-3577-1155

医療施設用配線器具

医用接地配線器具 テクニカルノート

次のページ

内線規程(3202-3・5)により、病院、診察所などにおいて、医療用電気機械器具を使用する部屋には、JIS T 1021(医用差込接続器)に適合する器具を使用し、JIS T 1022(病院電気設備の安全基準)に基づき適切な接地工事を施さなければなりません。

  • 内線規程は2011年版。JIS T 1021は2008年版、JIS T 1022は2006年版を要約引用しています。詳細については原本をご覧ください。
  • 規格、基準等は変更になる場合があります。最新版によって施工してください。
  • (一社)電気設備学会より、JIS T 1022に規定された内容の根拠や要点、設計・施行方法などを解説した『病院設備の設計・施行指針』が
      出版されています。詳しくは、(一社)電気設備学会にお問い合わせください。
▼ 病院電気設備の安全基準を要約すると、次の通りです。
  • 医用室には接地の信頼性を高めたJIS T 1021に適合する医用コンセントを施設すること。
  • 接地端子と接地センターはJIS C 2808に適合するものを施設すること(保護接地、等電位接地用)。
▼ 医用接地方式、非接地配線方式および非常電源の適用基準

病院、診療所等に設ける電気設備は、医用室の使用目的に応じて医用接地方式、非接地配線方式、
非常電源を適用しなければなりません。

■医用接地方式
医用室には、その使用目的に応じて、次の医用接地方式を適用すること。

●保護接地

マクロショック(※1)の防止を図るため、医用電気機器を使用する医用室には、その医用電気機器の金属性外箱などの露出導電性部分に保護接地を施すこと。

●等電位接地

ミクロショック(※2)の防止を図るため、医用室内の医用電気機器、自動ドア、保冷庫などの固定露出導電性部分、及び水道管、戸棚、窓枠などの固定系統外導電性部分を一点(接地センター)へ電気的に接続し、患者周囲の金属相互の電位差を10mV以内とする接地を施すこと。

 

※1 マクロショックとは、電流の流入点と流出点が共に身体の表面にある場合の感電であり、1mAで知覚され、100mA以上の電流で心室細動に至るとされている。一般的に感電と言われる現象と同義。医用場所においては、最小感知電流の1mAに安全率1/10を乗じた0.1mAを安全許容電流としている。

※2 ミクロショックとは、電流の流入点か流出点のどちらか一方または両方が直接心臓に接触しているか、心臓に近い場所にある場合の感電であり、微小な電流でも心室細動を引き起こす可能性がある。一般に心室細動に至るとされている0.1mAに安全率1/10を乗じた0.01mAを安全許容電流としている。

 


次のページ

Copyright(C) 2004-2015 Meikosha All Rights Reserved.